リードギター!大森のぶかずっ!!


甲斐バンドのギタリスト、大森信和さんが亡くなったニュースをラジオで聞いた。
甲斐バンドをはじめて聞いたのは確か中学2年生の頃だ。
『裏切りの街角』が流行って、当時覚えたてのギターでイントロのフレーズを
一生懸命練習したものだ。
手数の少ないかっこいいフレーズは中学生にもやれるかも知れない!
と思わせてくれたが実際はそうもいかなかった。


《サーカス&サーカス》はライブアルバムで一番聞いた物かもしれない。
『氷のくちびるの』エンディングだったか?ギターソロの後、甲斐さんが
リードギター!大森のぶかずっ!!」と叫ぶ声が頭にうかんでくる。


中也やランボーが好きな文学少年でもあった私は、《サーカス&サーカス》の中の
『吟遊詩人の唄』を聞いて「!そうだ!吟遊詩人になろうっ!」と心に決めた。

・・・しかし未だに旅に出られないでいる。


ギター弾きの魂は静かに眠るのか、軽やかにさまようのか?


合掌。