お墓参り

お盆です。お墓参りしたり、迎え火を焚いたり、和尚さんがお経をあげたりします。
私、この仏事が苦手です。
仏教の教えには感じ入るものがあるのですが、仏事には何かいつも違和感を覚えてしまいます。
何より耐えられないのは、死んだらお墓に入るという観念がイヤ。
魂になってお墓の中でじっとしているなんてとても私には耐えられません。

死んだらきっと魂は自由に飛びまわれて、しばらくは身内のことも気になるでしょうが、もっと日本中の事、世界のことが知りたくなって、あちこち飛んで行くに違いない。
そうこうするうちに自我が薄れて大きな宇宙意識と一体になっていく。
そんな風に私は考えている。
だからお盆じゃなくてもいつもそばにいるし、送り火なんか焚かなくても勝手にどこへでも去ってゆくに違いない。

お釈迦様は半裸で教えを説いたのに、派手な袈裟を着てロレックスの時計をしてベンツに乗った和尚さんのお経に何の意味があるだろうか?