所変われば

同じ県内でも葬儀のしきたりは色々細かいところで
違っているようだ。
そして参列者や喪主やあるいはお坊さんのいろんな都合で
年々変化していくのだろう。
葬儀と初七日と三十五日の法要を一気に済ませる。

田舎では出棺の時に三回まわして出るがここではしないようだ。


前日が酉の日で、このあたりでは葬儀を控えるらしく*1
今日の火葬場は大混雑。
火葬場といえば、以前大洲の火葬場でえらく大仰な係りの人*2がいて
あきれかえった事がある。
淡々と粛々と進めていただくのが良い。


精進落としの振舞いも運転があるので飲めないし
お腹がふくらむと眠くなるので少しだけにする。
お酒の小瓶はこっそりいただいて帰る。



両親を送ってとんぼ返りで帰宅。
お清めの塩は最近廃れつつあるように思う。
元々死を穢れとする神道の考えによる*3もので
仏教の考えとは相反するものだ。
昔このことを知ってからは塩を振らないことにしている。


精進落としの折り詰めの料理を温めて夕食にいただく。
酒の肴にいいものばかりでごきげんで飲む。


南無〜

*1:事務所の予定表で確認、友引と酉の日が空欄になっていた

*2:葬儀を済ませお別れをしたのに、おおげさに「申し訳ありません〜」「最後のお別れです〜」とか言われても・・・

*3:火葬場からの帰りは違う道を通るのも穢れの思想か?