とぼしあげ

今日は『とぼしあげ』でした。
わがふるさと大洲では
新盆を迎える家は
7月30日に祭壇の横に
盆灯篭を吊るします。
そして8月30日に肱川の河原で
法要をして焚き上げることを
『とぼしあげ(灯し上げ)』
と呼びます。

昼間のうちに自宅にお坊さんが来てお経をあげます。
短い法要の後、祭壇を片付けて日暮れを待ちます。

日が沈むころ竹に吊るした盆灯篭を先頭に家族や近所の人が
お城の対岸の肱北河原に集まります。







午後7時に祭壇に使った笹などを積み上げたものに火がつけられ
読経の中、次々と灯篭が火にくべられていきます。
今年は70ほどの灯篭が集まりました。





それぞれの家族の祈りが炎によって天に昇ってゆきます。