修学旅行?

我が母校の高専には修学旅行というのは無かったが、
5年生*1のときに京阪神に研修旅行があった。
工場見学とか京都大学の原子炉実験所とか見た記憶がある。
金曜日の朝出発して一泊二日の行程が終わった後、
土曜の夕方、現地解散といういい加減さである。
そのまま帰るもよし、
自分で宿を探して遊んで帰るもよし。
私は友人のG君と2人で安いビジネス旅館を確保して、
夜の心斎橋あたりを探検に出たものだった。


翌日もミナミあたりをうろついていた。
『なんば花月』のチケットの案内板を見ていたら数人のオバサマに
「ちょっと、おにいちゃんチケット余っとるから、いらへん?」
「お友達がこられんようになってなー」
「あんたらどっからきたん?」
「飴ちゃんおたべ」
と、一気にたたみ掛けられて、
運良くただで吉本興業を見た。
おりしも漫才ブームが始まろうとする頃。
若手漫才師の『紳助竜介』や『ザ・ぼんち』に
若い女の子の黄色い声が飛ぶのをあっけに取られて見た。


港から夜のフェリーで帰る前に
時間つぶしに打ったパチンコ屋には
まだ手打ちの台が残っていた。そんな時代。



帰ってから旅行の思い出を語るに、
3000円ポッキリのお店で人生初のボラレ体験をしたり、
飛田新地をひやかしたり、
雄琴までタクシーを飛ばした剛の者までいて、
皆それぞれの武勇伝を胸に刻み付けた旅であった。



あの旅行は高専の伝統行事として
今でも続いているのだろうか?

*1:4年生だったかも??